南都七大寺のひとつ、元興寺の門前町として栄え、かつての奈良町の佇まいを今に残す西新屋町に「奈良町資料館」があります。
昭和60年に私設資料館として誕生した「奈良町資料館」には貴重な資料として、懐かしい昔の看板、美術品や奈良町の艮俗資料や、仏像などを無料公開しています。
奈良町資料館入館無料
奈良町の家の軒先やお店に多く吊るしている、赤いぬいぐるみは何かな?
これは「庚申さん」と呼ばれる「青面(しょうめん)金剛像」の使いとしての魔除けの御守りです。
「庚申(こうしん)さん」は、江戸時代より地域の文化として人々に親しまれております。
言い伝えによりますと、人の体内に「三尸(さんし)」と言う虫がいて、60日毎にくる庚申日の夜に人の体内を抜けだして天帝に悪事を告げにいくと言われてます。その三尸の虫を退治するため、身代り申を吊る風習がありました。
この奈良町では昔から青面金剛像をお祀りし、今も住民の健康と町の安全を願っております。
奈良町資料館では、庚申さんのお使いである身代り申を霊験あらたかなお守りとして頒布しております。
身代り申は心願成就と言われており、災いを代わりに受けてくれることから「身代わり申(ざる)」として親しまれています。また、背中に願いごとを書くことから「願い申」ともいいます。
自身で身代り申の背中にお願い事を書いて、毎日出かける前に身代り申をさわってください。
開館時間:10時〜16時/
休館日:(祝日を除く)火・水・木曜日
〒630-8334
奈良県奈良市西新屋町14-3Google map
(駐車場:なし)
TEL. 0742-22-5509/
E-mail info@naramachi.co.jp
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